Fumiya’s Favorite ー 時々とんかつ

2021年6月17日 FF-Staff 0

時々とんかつ 時々、無性にとんかつを食べたくなる時がある。夫婦でとんかつが大好きなのだが、食べる機会は少ない。だから、とんかつを食べる時は意気込んで行く。よく行くお店は二つあり、どちらも人気店で甲乙つけ難く美味い。テレビの取材でも行ったことがある。予約は取れないし、食事の時間帯はいつも行列でしばらく待たないと入れないので、夕方オープンすぐを狙う。朝から心に決め、開口一番「今日はあの店のとんかつを食べに行くぞ!」と宣言する。その瞬間から、その日はとんかつモードになる。なにしろ夕方4時から食べる計画なので、当然お昼は抜き。とにかく空腹で参上!という心意気なのだ。店に入るとほぼ一番乗りで最初は貸切状態だが、さすが人気店、食べ終える頃にはほぼ満席になっている。 オーダーするのはもちろん「とんかつ定食」。やはりとんかつには白米に限る。最初から酒は飲まないと心に決めているので、車で行く。たまのとんかつ、せっかくだから2種類食べたい。特選ヒレと特選リブロースをオーダーする。どちらも約3000円の豪華定食。特選の場合1000円上がるのだが、この値段でこのセットディナーと考えれば最強だ。とんかつ定食の基本は、とんかつ・豚汁・お新香。皿にはたっぷりのキャベツとポテサラが付いていて、キャベツはおかわりができる。ご飯も、この時ばかりは大盛りにする。さらに、ここでもうひとつ悩むメニューがある。それはカレールー。なかなか普段カツカレーを食べる機会などないので、欲張ってカレールーも頼む。やはり空腹だと、あれもこれもと欲張りになってしまう。まずロースから。最初の一口は塩だけで食べる。脂がジュワァーッと口の中に広がり、目を閉じて、シンプルな塩味の柔らかい豚肉の旨味を味わう。揚げたての熱々で毎回口をやや火傷し、上顎の薄皮がめくれる。そこからいよいよ基本のソースだ。特製ソースに辛子を溶き、熱々のとんかつにレモンをちょい搾ってから、たっぷり付ける。ロースからご飯、ヒレからご飯、からの豚汁。合間でキャベツも忘れてはならない。あぁ至福の時! フードファイターみたいに黙々モグモグ食べ、食べ終えるとそりゃもう腹パンパンで胃の許容量を超えている。もう・う・ご・け・ない! 日本が世界に誇る「とんかつ定食」。考えた料理人は天才ではなかろうか。外国人もファンが多い。とくに東京人はとんかつ好きなのだろう、昔からとんかつ屋が多い。どこも専門店で、なぜかカウンター。さらにここ数年で、東京のとんかつ事情は激変しているようだ。肉・パン粉・油・米など、すべてにこだわりを持つ新しい店が増えている。日本人って本当に凝り性。もちろん、とんかつ好きとしては実に喜ばしい進化である。そんなわけで、時々とんかつを食べに行くことは私にとって一大イベントなのだ。

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Fumiya’s Favorite ー キヨーレオピン

2020年12月15日 FF-Staff 0

「いいと感じたものは、FFメンバーとシェアしたい」。そんなスタンスで、フミヤおすすめの本や映像を紹介する文化系コーナー。フミヤのアンテナがビビッととらえた作品たち、ぜひチェックしてみてください! キヨーレオピン 今回は、コロナ禍ということもあり、毎日服用しているものを紹介したい。世の中で新型コロナウイルスが話題になってから、一度も風邪をひいていない。もちろん感染予防として、マスク着用、日に何度もうがい手洗いは当たり前にしている。以前はちょっと風邪気味ぐらいでもすぐ病院へ行ったが、そう気軽に病院に行けなくなった。もし発熱したら保健所に連絡し、さらに陽性だったら翌日の新聞やテレビに「藤井フミヤ、感染」と大々的に出てしまう。感染しないためにも、己の免疫力を上げて打ち勝つしかない。 そこで私が毎日服用することにしたのが、湧永製薬の「キヨーレオピン」。なんか通販サイトのコマーシャルみたいだな。レオピンは、ニンニクなどから作られた滋養強壮剤で、医薬品。若い頃は二日酔いにならないために飲酒時にだけ飲んでいたが、今では常備して毎朝2錠服用している。 その効力を信じるようになったのは、ある出来事がきっかけだった。ずいぶん前のこと、奄美大島の夏フェスにF-BLOODで出演することになった。観光も兼ねて3日間、尚之とマネージャーとずっと三人で行動を共にした。そして東京に戻った翌日、尚之とマネージャーは熱を出し、ひどい風邪で寝込んでしまった。なぜ自分だけが何事もなくピンピンしているのだろう??? その時期、毎日レオピンを服用していた。そのおかげだろうなと感じたのだ。実際に今も、コロナに負けるな!免疫力アップだ!と家族にも強制的に飲ませていたら、何かと体調を崩しがちの娘の調子もすこぶる良くなった。 レオピンは、液体を1錠ずつ透明なカプセルに入れて飲む。タブレットタイプもあるが、私は液体派だ。ところがこの液体、とんでもなく強烈な匂いがする。万一指にでも付着したら、半端なく臭い。なのに口臭や体臭に出ないから不思議だ。キヨーレオピン〜レオピンロイヤルまで5種類ほどあり、Amazonほかネットでも購入できる。少々高額だが、コロナが収束するまでは欠かさず続けるつもりだ。

『流転の海 第一部』(新潮文庫刊) 781円(税込)

Fumiya’s Favorite ー 『流転の海』シリーズ

2020年9月1日 FF-Staff 0

「いいと感じたものは、FFメンバーとシェアしたい」。そんなスタンスで、フミヤおすすめの本や映像を紹介する文化系コーナー。フミヤのアンテナがビビッととらえた作品たち、ぜひチェックしてみてください! 「流転の海」シリーズ 宮本輝 著 宮本輝『流転の海 第一部』(新潮文庫刊) 781円(税込)『地の星―流転の海 第二部―』(新潮文庫刊) 825円(税込)『血脈の火―流転の海 第三部―』(新潮文庫刊) 935円(税込)『天の夜曲―流転の海 第四部―』(新潮文庫刊) 935円(税込)『花の回廊―流転の海 第五部―』(新潮文庫刊) 825円(税込)『慈雨の音―流転の海 第六部―』(新潮文庫刊) 880円(税込)『満月の道―流転の海 第七部―』(新潮文庫刊) 825円(税込)『長流の畔―流転の海 第八部―』(新潮文庫刊) 781円(税込)『野の春―流転の海 第九部―』(新潮社刊) 2,310円(税込)   人生には、いつまでも大切に本棚に置いておきたい本がある。またいつか読みたいと思う本、バイブルになるような本。「流転の海」が、まさにそれだ。読書好きな男性には、特におすすめ。必ず人生の指針になるはずだ。 宮本輝氏は、「泥の河」で太宰治賞、「螢川」で芥川賞を受賞するなど、数々の素晴らしい作品を執筆された大作家。その宮本氏が、なんと37年の歳月をかけて書かれたのが、「流転の海」だ。約500ページの厚めの本が9冊、第九部「野の春」で完結する。作家人生を懸けて書いたと言っても過言ではない大作である。 主人公の松坂熊吾と妻の房江、そして子供の伸仁の3人家族の話。伸仁のモデルは宮本氏自身だろう。半分はフィクションで、半分はノンフィクションなのだと思う。物語は、敗戦後の動乱の大阪の街から始まる。読み進めるうちに、松坂熊吾という、豪快で人情味があり、なんとも人間臭い、癖のある男に共感を感じ、教訓を得られる。時代背景が戦後から高度成長期に向かう時期なので、昭和37年生まれの自分にとって、割とリアルに感じながら読むことができた。それにしても、これだけ長編の家族の物語を読んでいると、まるで登場する一家が、実際に自分の知り合いのような気になってくる。それだけに読後の喪失感は、これまで味わったことのない感じ・・・なんと言えばいいのだろうか・・・。今時の言い回しで言うなら“流転の海ロス”状態が、しばらく続いたほどだ。 宮本氏は、愛読者たちに「早く続きを書いて!」と、常に催促されていたらしい。ファンの気持ちもわかる。37年もかかっているのだから、残念ながら最後まで読めず亡くなった方もいるだろう。もしこれから読むなら、それなりの時間と気合いが必要だ。向き不向きもあるので、すぐ全巻を揃えずに、まず1冊だけ買って読んでみるのがいい。まぁ、途中でやめられないとは思うけれど!